(陸)#49トップへ


【2013.08.25】

From : 武縄 正


がんばろう!日本(富士総火演・2013)

■8月22日(木)は、埼玉の勤務先で会員となっているロ-タリ-クラブの関係者を案内して、陸上自衛隊最大規模の実弾演習「富士総合火力演習・2013」(東富士演習場)の予行を見学してきました。

■この演習は、陸自の主力を占める普通科(歩兵)・特科(砲兵)・機甲科(戦車)の総本山「富士学校」における教育の一環として、各種火器の効果と現代戦での火力戦闘の様相を幹部学生等に展示するとともに、自衛隊に対する国民の理解と信頼を増進するため、一般にも公開されています。(隊員-約2400人/戦車・装甲車等-約80両/各種火砲-約50門/航空機-約30機が参加)

 演習開始の頃から少しづつ雲が低くなり、今夏に各地で頻発しているゲリラ豪雨が心配されましたが、幸いに終了まで天気の崩れは無く、ガルパン(注)人気もあってか、予行にもかかわらず昨年を数千人も上まわる2万7千人が来場-陸自の主要装備等が次々に登場して圧倒的な迫力を展示すると、会場のあちこちから大きな歓声が湧き上がりました。

注)ガルパン=「ガ-ルズ & パンツァ-(独語で戦車の意)」
  美少女が戦車を武芸のように使いこなすアニメがきっかけで、自衛隊が協力する各地のイベントでも、戦車の展示は若い女性や家族連れに大人気とか。
01 冠雪のないスッピンの富士山(世界遺産)
山中湖畔の車窓から撮影
02 陸自最大の重火砲・203mm自走榴弾砲の射撃
画面右上端に、直径約20cmの砲弾が写っています。
03 各種の長射程火砲・約20門による同時曳火(えいか:空中炸裂)射撃
   弾着地域の上空で曳火が富士山の形になるよう、特性の異なる各砲の射撃諸元や砲弾の時限信管を精密に調整する等、高度な射撃技術が必要です。
04 空自戦闘機・F-2: 離島に侵攻した敵部隊を上空から攻撃
翼端後方で空気中の水分が凝結し、白い糸を曳いているように見えます。
   正面の富士山は、山麓からの上昇気流で集まった雲に覆われ、残念ながら姿を見ることは出来ませんでした。

   05 空自戦闘機・F-2による対地攻撃(模擬爆発)


07 戦場に姿を現した最強の戦闘ヘリ・AH-64(アパッチ)
   小型偵察ヘリ・OH-1(06)とチ-ムを組み、強力な武装(長射程の対戦車ミサイル/対地ロケット/30mm機関砲)で空中から敵装甲部隊を撃破します。
06 敵情の解明に向かう小型偵察ヘリ・OH-1(国産開発)
   米国大学院留学から帰国後、開発プログラムの立ち上げに奔走した思い出の機体です。初飛行まで17年の歳月を要しました。
08 中型多用途ヘリ・UH-60からロ-プで降下する偵察部隊
09 敵地潜入の偵察部隊をロ-プで急速収容する大型輸送ヘリ・CH-47
   隊員はロ-プで吊り上げられても、銃を構えて地上への警戒を怠りません。

10 偵察部隊のオ-トバイ(2台)を搭載した中型多用途ヘリ・UH-1
11 宙を飛ぶ? 偵察隊員のオ-トバイ
12 大型輸送ヘリ・CH-47によるヘリボン(空中機動)
   機内から、高機動車に分乗した戦闘態勢の部隊を至短時間に卸下します。
13 稜線上の敵ヘリコプタ-を射撃する35mm自走高射機関砲
   線状に見える火炎は、機関砲から発射された曳光弾の軌跡です。

   15 74式戦車の105mm主砲
14 軽装甲機動車の上部ハッチから軽対戦車ミサイルを発射    少しでも敵から発見されないよう、斜面を利用した前傾姿勢で射撃-油圧装置により、車体を前後左右に傾けることができます。

   敵からの被弾を避けるため、蛇行しながら連続射撃(スラロ-ム射法)-走行間の砲の安定や照準の維持など「世界トップクラス」の最先端技術が搭載されています。火焔前方(画面左上)には、列国の主力戦車を正面から撃破できる超高速の弾芯が僅かに写っています。
(注)国産開発の10(ヒトマル)式主力戦車-2010年に量産開始
16 最新鋭・10式主力戦車(注)の120mm主砲
17 敵陣地に対する特科(砲兵)部隊の煙幕射撃(味方部隊の攻撃前進を掩護)
暫くすると地表付近で白い煙が広がり、敵方からの視界を妨げます。
18 10式戦車部隊による砲塔装備の発煙弾一斉投射 ①
19 戦車の発煙弾一斉投射 ②
   煙幕を張って敵の視界を遮り、その間に戦車部隊は忽然と姿を消します。
20 ヘリコプタ-部隊も参加した戦果の拡張(敵部隊の駆逐)
 雲が無ければ、左手に富士山の雄姿が見えるはず・・・
(画面右下は、来場者で埋まった観覧席の一部)

(陸)#49トップへ