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【2011. 03. 20】

From : 加藤 三千夫


防衛大第55期生卒業式

■3月20日、数日前まで当日の天候が危惧されましたが、幸いにも、穏やかな春のような暖かい天候に恵まれたなか、第55期生は巣立っていきました。

■今次の東日本大震災という国内未曾有の危機の真っ只中、本館には半旗が掲げられ、直前まで、首相の出席が危ぶまれていましたが、菅内閣総理大臣、北澤防衛大臣の臨席をえて、卒業式は先ず地震・津波の犠牲者に対する黙祷から粛々と始まりました。照明も心なしかいつもより暗く感じました。

■卒業証書授与、学位授与、学校長の式辞、菅首相の訓示、北澤防衛大臣の訓示、そして来賓代表祝辞は防大9期生の森本 敏氏でした。

学校長の式辞
 菅首相は、自衛隊の献身的な活動に対し誇りに思うと隊員を讃え、卒業する55期生に対し、槙初代校長の言われた武人にして真の良き社会人たれ、わが国の安全だけでなく、世界の平和と安全に貢献できる幹部として、また、今回のような危機に対しては先輩諸氏に続く人材たれと訓示。
 北澤防衛大臣は、国難に当たる強い気持ち(意志)と温かい心(気持ち)を持てる人たれと。
 森本氏は、卒業生する防大生に対し持つべきマインドは、有事(戦火を例に)においていかなる任務をも遂行する強いマインドを持たねばならないと後輩を鼓舞しました。(正に今現実の、事に臨んでは身の危険を顧みず・・・。)

■これに対し、55期生代表の答辞では、「国民の期待に応えるべく、事に臨んでは身の危険を顧みず、今必死に救援活動を続けている先輩達にに続きたい」と答えました。
将来、彼らはきっと大きな期待に応えてくれるものと思っています。

■恒例の晴れ晴れしい歓喜の声も帽子投げもなく、55期生は粛々と会場から退場し、また、パレードも中止、午餐会もアルコール抜きの昼食会となりました。

■戦後最大の国難の真っ只中での異例の卒業式、返って緊張感に満ちピリッと引き締まった、第55期生の人生の門出に相応しい式典ではなかったかと思っています。

加藤ホームページ
日本防衛学会ホームページ 

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